はなはな歳時記
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ 紫陽花画集 |
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カタクリの花 | 「カタカゴ」の名もある。 片葉の葉の模様が鹿の子に似ているので「片葉鹿の子」⇒「カタカゴ」、花の様子が傾いた籠を思わせるので「傾籠」、などの説がある。あるいは実がクリのいがの中にある実の一つに似ている事から、「片栗」と呼ばれるようになった、という説も。 山野の落葉樹林内の半日陰に自生する多年草で、3月〜4月に開花するが、花期は非常に短い。 地下茎は良質のデンプンを含んでおり、片栗粉が精製される。 千葉・埼玉・栃木・群馬などに自生地があるが、宅地化や乱獲のため絶滅の危機に瀕している所も多いという。 |
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万葉集巻19−4143、大伴家持の歌に もののふの八十娘子(やそをとめ)らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花 とカタクリの花を詠んだものがある(ここで言う「もののふ」は「武士」ではなく、数の多い事をあらわし「八十」にかかる枕詞となっている)。 |