梅の花、梅の実、じゃあ次は梅干か梅酒かな(笑)
小梅のほうがお弁当に便利だよね。(絵師独言)
「青梅にくし」はイラストを拝見しないうちに作ったのですが、いい具合にイラストのイメージと句が重なってよかったです。みっちりむっちりとした生命力の塊のような青い梅の実に、自分の衰えを引き比べるというか嫉妬する感じ?(笑)です。
「青蛙」は、明るいほうにあこがれていてもなかなか身動きできない、手がとどかない気持ちを表現しました。ふん切りがつかずに飛び跳ねられないもどかしさ。自分の弱さです。
「光の帯」は深夜に走る特急電車の中から、真っ暗な外を眺めたそのままの描写です。田んぼには水が入っていて車内の光が映っていましたが、走る電車に添って帯のように流れていくと美しいと思いました。
「賛美歌」も体験した風景そのままです。可愛がってもらっていた大先輩の葬儀が五月晴れの昼間にプロテスタント教会で行なわれまして…出棺のときに参列者が賛美歌を歌うのですね。路地に並んで見送りましたが、教会の垣根に白い蔓薔薇が咲いていました。
(詠み人の言)