はなはな歳時記・紫陽花/のばら画集 百句記念アンケート回答

はなはなさんの御句「つるばらの絡みて深し花ぽつり」「たちあおい螺旋に咲いて立ち尽くす」
のばらさん「薔薇」
紫陽花さん「チューリップ」拙作に使わせていただいたということで選びました。 (TERAIさん)

紫陽花画集より「木槿」、のばら画集より「オオルリ」を選びました。「オオルリ」は青の鮮烈な美しさとバランスがいいですね。 (bf109さん)

悩みましたが、ようやく決定しました。いつのまにか100句にもなっていたことにも驚きましたが、今月の△だらだら祭には本当に忙しくも嬉しい思いをさせていただいております(笑)。
はなはなさんの句は、4句まで絞り込んだ後に、やっぱりこの2句「なかぞらになす恋は冬のまぼろし」「髪洗ふ明け方のすこしさみしくて」を選んでしまいました。リアルタイムでアップされた時にもこれがいいと思ったし、その旨もS.ファロウに書き込んだ記憶もあります。今回全部を見直してもやっぱり選ぶことになりました。私個人の好みもあるかもしれませんね。
のばらさんのイラストは、「ばら」も迷いましたが・・・紫陽花さんのは、石蕗の葉の照りと力強さかな。 (浅黄裏さん)

紫陽花さん「花菖蒲」花菖蒲の存在感、強さが伝わってきて、見ている私に力が湧いてくる、そんな絵です。紫陽花さんにも、自信作ではないかと秘かに考えていますが・・・
のばらさん「真夏の香り」私も香水にはこだわっているので、この絵のような香水たちに憧れます。のばらさんらしい柔らかなタッチが、ややもすれば冷たい印象の瓶をとても素敵にしていますね。 (千姫さん)

この向日葵を拝見した瞬間、「紫陽花さまだ!」と思いました。お会いした事ないのに、私が勝手にイメージする紫陽花さまにぴったり!(どんなイメージなんだ、といわれても具体的にこう、とは言えないのですが)なので、こちらのイラストに決めました。
今回のアンケートを初めて聞いた瞬間思い浮かんだのが、このオオルリでした。他のイラストも拝見すると迷ってしまいますが、最初のひらめきを大事にして、やはりオオルリに決めました。 (麦わらぼうしさん)

紫陽花画集は「二人静」・のばら画集は「薔薇」、おふたりの持ち味が良く出ているものにしました。
のばらさんは「春蘭」とまよったんだけどね〜。自分の句との兼ね合いもあって「薔薇」とさせていただきました♪ (はなはなさん)

迷いに迷いましたが、胸がきゅんとなるようなこの二句「落花の路ひと足ごとの迷いあり」「秋澄みてそらへあずけるこころあり」、男にはぜったい詠めません。
画集はすんなり、好きな絵に決まりました。花菖蒲(紫陽花さん)・鉄線(のばらさん) (にこにこ忍者さん)

簡単なアンケートとはよく言ってくださいました。何遍もスクロールしてようやく絞り込みました。はなはなさんのお句は情念系が多いですから、何回も読んでると何か頭がクラクラしてしまいました。敢てそれらを避けて選ばせていただきました。
「ほのかなり 雪のかおりと 梅ひとつ」香りのない雪に一輪の梅の香りが移ったのでしょうか。とても美しい表現だと思いましたので。
「風熄んで 草色褪せぬ 夏果つる」暑いのが大の苦手な私にとって何だかホッとした気持ちと秋を迎える寂寥感が伝わってきましたので。
絵を選ぶのもどれも素敵で、一つなんて殺生だなぁと思いつつ選びました。
紫陽花さん...石蕗(色の対比がとてもいいので、、、そろそろ咲きますね)
のばらさん...鉄線(このまま、ステンドグラスにしたらいいだろうと思って)
以上です。皆さんとかけ離れていたらどうしよう!  (春霞さん)

「淡き紅・・・」と、もう一つは「白き足袋歩むあとから夏は来ぬ」
舞いをされ、着物を着馴れている方らしい清々しさを感じます。「白き足袋」で、その上の着物の種類や柄、涼やかなお顔が読み手の想像をたくましくしてくれます。
紫陽花様のチュウリップ、ひまわり、秋の紋様、節分草。好きなものばかりで・・・で、「節分草」を選びました。和と洋がとけあっているみたいに私には感じました。白色が上品で如月の雪の白を思わせてくれる花の色で、残雪の中にも春がもうすぐ来る嬉しさを花が語りかけてくれるようです。
のばら様の春蘭、青い鳥、鉄線花、秋草、薔薇・・あーーどれにしよう・・どれも好き・・・で、「六月の深紅の薔薇」にしました。のばら様だし・・・円やかなタッチと色の具合が素敵で、赤色のぼかし具合から花の質量感を感じました。
お三方はまな板に乗ったらしいですが、材料が良すぎて、下手な料理人には四苦八苦の時間でした。でも、楽しみのほうがその何倍もありました。 (すみれさん)

「白足袋の・・・」と、もう一つは「たわわなり夜過ぎて残る夢のあと」。
同じ時の「紅葉狩り」「されこうべ」もすっごく好きで迷ったのですが、なんどか口ずさんでいるうちにこのお句の余韻みたいなのがすごく立ち上ってくるような感じがしてとても惹かれてきました。
紫陽花さんのイラスト、一つはキビシイです。とくに2004晩夏の木槿、2005春の節分草と2003秋の秋草文様とで迷いに迷ってスノードロップもかわいいし・・・。木槿にさせてください! (のばらさん)

「淡き紅ひく手寒き浅き春」「鬱うつと吾も染まりし吾亦紅」
選んだ理由ですが、「これがすき!」って、単にウマく言えないだけなんですよね。
紫陽花さんのお作は「秋草文様」のばらさんのお作は「真夏の香り」でお願いします。 (花みずきさん)

いつもお世話になっています。早速ですが、アンケートに投票します。
「菖蒲きるいたみ感じるいのちかな」「されこうべ花野に埋めん恋の果て」
画集は、紫陽花さんー「椿」 のばらさんー「真夏の香り」 (napoさん)

【紫陽花さん…青木】青木の実の赤と、葉の緑の取り合わせがきれいですね。特に葉は一枚の中にも陰影があり、全体に力強くて生命力に溢れている感じが好きです。
【のばらさん…水仙】こちらの水仙の盛りは真冬です。日本海の寒風に向って斜面に群れ咲く姿は、とても健気で好きなんです。それに香りも。のばらさんのイラストは、そんな水仙の姿がとても伸びやかに描かれていますね。
【はなはなさんの二句】
「春嵐散らせぬ夢を抱きけり」春一番に代表されるように、春には強く風が吹くことがあります。そんな風などには散らせない夢がある、どんな嵐かはわかりませんが、何物も手を出すことができない夢が私にはある、そんな一途な思いがひしひしと伝わってくる気がします。
「凍空に声なき声は吸われけり」凍空を私は夜空だと思ったのですが、真冬の空は特に星が美しいですね。空を見上げていると自分が宇宙に近づくような、また、声にならない心の声とともに包み込まれる気がするお句です。
イラストはわりとパッと決まったのですが、100句から2句は迷いました。でも、「一般参加者」は楽しい〜。結果が楽しみです。 (こでまりさん)

たくさんのイラスト&御句の中から選ぶのは大変でございましたが、今の私としては次の作品を推薦させていただきたく思います。
紫陽花さま「二人静」・のばら様「オオルリ」
はなはな様の御句「のびのびと手を広げたき青空よ」「さまよいて冷えし指先紅く染め」 (みちころんろんさん)

ぜーんぶ私の好みの句で104句の中から2句選ぶのは難しかったです〜。このまま出版されてもいいのではと思いました。売り上げた収益はミニオフ会の費用に(笑)
はなはな様の御句「花野ゆくうしろをかえり見る独り」「秋澄みてそらへあずけるこころあり」
紫陽花様のイラスト・・・花菖蒲(群生の様がたまらなくきれい)
のばらさまイラスト・・・鉄線花(なぜか毅然と咲いているように感じるのですが) (朝霧さん)

本当に迷いに迷いましたが腹をくくって提出させていただきます。
はなはなさんのお句 「さめざめとただ泣くための冬木立」「紅葉狩愛求う鬼となりにけり」
紫陽花さんのイラスト 「節分草」
のばらさんのイラスト 「六月は真紅の薔薇」
選んだ理由はおこがましくてとても言葉にできません。ただ好きだから、感じるものがあったからとしか言えません!発表を楽しみにしております。では、また掲示板でお会いいたしましょう! (小式部さん)

イラストは、どちらの方も特徴を捉えてあって選ぶのに苦労しました。見るたびに迷ってなかなか決まりませんでしたが・・・紫陽花さん「むくげ」・のばらさん「テッセン」
はなはなさんの御句は「すずやかに立ち尽くしたり白桔梗」「長き夜をてんてんとまどふ独りかな」 (ぐりさん)

のばら画集「屠蘇」 オオルリも好きなんだけど1つ選ぶなら屠蘇かな。最初見た時「きれいなイラストだなぁ」とすごく印象に残りました。
「こうべ上げ暑さ集めるひまわりの花」「菖蒲切るいたみ感じるいのちかな」
印刷したら5枚になりました。第一印象でチェックしたら13句も選んでしまいました。読み返すと減るどころか増えるので13句から減らしていきました。
自分のは恥ずかしくて選べないというか見ることができません。自分で保存してあるのは見ることが出来るのにこういう形ではなんか開きにくくて…
だからはなはなさんの俳句も私のイラストの時のはよく読んでいなくて、印刷して読んだらこんな句があったのかとはじめて読むような感じのものも多かったです。読めない漢字があったり意味の分からない言葉もあったりイメージが湧かない俳句もあったり…その時聞けばよかったと思う俳句がいっぱいありました。
今さらながらこんなイラストですみません!!って感じで恥ずかしいです。穴があったら入りたい…
お世話になっているので今回はがんばって選びましたが、はなはなさんのものばらさんのも、どれも素晴らしくて選ぶのは難しかったです。
おたま姐さんがこれ以上いろいろな企画を思いつかない事を願うばかりです。あっ紫陽花が関係してない部分は楽しみにしているのでそちら方面に力をいれてください。 (紫陽花さん)

こうやってはなはなさんの104句を一堂に集めて拝見すると、四季折々、その時々の気持ちが表現されているようで、何となく拝見しながらドキドキしたりしてしまいます。お句に秘められた意味を考えてみたり・・・
「春はまた心張るときもの思ふとき」
新しい何かが始まるウキウキするような心と、少し不安な気持ちが、「春」という季節を感じさせてくれるようです。
「吾ひとり塔ひとりたつ夕まぐれ」
これはまた一人ぽつんと夕暮の中にたたずむ姿が思い浮かんで、胸に迫るようなお句ですね。誰かのもとに早く帰りたくなるようなそんな気持ち、かな。
イラスト選びもこれまた難しい〜!
まず紫陽花さんのイラストは、「木槿」と「紅葉」で悩みました。そして今まさに季節の「紅葉」にしました。赤や黄色のグラデーションも鮮やかでとても素敵です。
のばらさんのイラストは、「夏の香り」と「秋の草花」で悩みましたが、ブルー系の花が好きなので、鮮やかなブルーと爽やかさで「秋の草花」を選びました。
2003年から始まった「歳時記」ですが、はなはなさんのお句と、紫陽花さんのばらさんのイラストがぴったりマッチしていつもその季節季節を満喫させて頂いています。
そしてその歳時記を更に引き立てているのは、たまこさんのアレンジの妙ですね。短冊の色合いといい、バランスといい素晴らしいです! これからも大変でしょうが4人の皆様の素敵なコラボで「歳時記」を楽しませて頂きたいと思います。 (あっちの管理人さん)

まずは言い訳からですが、どの作品も素晴らしいのは最初からわかり切っているので、どれが一番いい、というのではなく、どれが今の私の感性に一番ぴったり合ったか、という観点から選ばせて頂きました。結局は今現在の私個人の好みですので、時と場合によってどれを選ぶか、というのもかなり変動すると思います、悪しからず。
紫陽花様の画集からは「秋草文様」。紫陽花様のしっかりしたダイナミックな筆使い(マウス使い?)で描かれる抽象化された秋の野草の配置も美しく、画面の中央を横切るまだ枯れていない緑の葉の群れ、その上下に分けて描かれたモノトーンの尾花、それと対照的な薄紫と薄黄色の萩、女郎花、桔梗の取り合わせの妙が素晴らしいです(花を間違えていたら申し訳ありません)。全体を占めるベージュの輪郭線とバランスのとれた秋色の配色も大好き。文様化されていても正に「秋の野原」です。
のばら様の画集からは「秋の草花」。偶然にも紫陽花様の画と似たテーマになってしまいましたが、描かれた絵師の違いを反映して、鑑賞する側の受ける印象はかなり違いますね。何といってもすんなりと優雅な、流れるような線で描かれた秋の草花が、野に咲き乱れているのではなく、摘まれて生けられ、自然と人間との双方から洗練された美を表現するのにぴったりです。全体の構図もバランスが取れていて好きなのですが、何と言っても秋の七草ではなく、茶系の秋色もなく、それでいて秋を感じさせる草花を描かれたことに感心しました。画面全体の色調を引き締める青の花瓶を持ってこられたところがまた心憎いです。
はなはな様の御句は...これは確かにせめて春夏秋冬の四句は選ばせて頂きたかったところですね(笑)。尤も最初の一句はあっという間に決まったのですが、次のにさんざん迷いました〜。
「なずな咲くぽつぽつぽつと想い居る」
なずながもともと好きなところに、「ぽつぽつぽつ」の的確な擬態音、しかもそれに重ねた春のもの想い...たった十七音でここまで深みのある表現ができることにまず感服しました。その上、「ぽつぽつぽつと想い居る」の部分のオ音を重ねたリズミカルな口調もなずなの素朴さ、心が浮き立つと同時にどこか微かな憂いを感じる春を思わせて素晴らしいです。
「冬更けて待つ身は遠く音聴けり」
恐らく冬の夜の情景だと思われるのですが、しんしんと更ける冬の夜、遠くの方のかすかな音が響くことでかえって夜の静けさ、そして来ぬ人を待つ我が身の切なさを意識する...と勝手に解釈してしまいましたが(笑)、このような句の中に表れないことにまで思いを馳せさせる広がりを持った表現がとても好きです。
う〜ん、後は「秋澄みてそらへあずけるこころあり」と「あかあかと冬待つやまの焔かな」を入れられなかったのが残念です。 (じゃからんださん)

偉そうに感想を言える知識も何もないのでおこがましいですが、す〜っと心に入ってきて ちょっとキュンとした句を選びました。
「冬ほのか窓開ける朝肩を抱く」「月朧見据えたき心あるような」・・・の二句です。
画集の方もみんな素敵で、決めろと言われても・・・ですが、これとこれ!って決めたのが、たまたま紫陽花様とのばら様の二作品で「あ〜良かった」と思ったしだいです

紫陽花様 『石蕗』
のばら様 『六月は真紅の薔薇』 (ゆきえさん)

104句から選ぶのは皆様と同じく大変でした。何度も何度も読んで選ばせていただきました。
「独り酔い水流し放して涙流して」「のびのびと手を広げたき青空よ」
画集は「木槿」と「鉄線花」です。
遅くなりました。結果を楽しみに待ってます。  (あるみさん)

「こうべ上げ暑さあつめるひまわりの花」
個人的には「暑さあつめる向日葵の花」と漢字にした方がまとまる気はするんですが、でも、漢字だとくどい気もしますね・・・「日」字を使うので、暑さを視覚的にもとらえることが出来るかな、と思ったんですが・・・(表記論やるとこういう重箱つつきぃが・・・すいません)
「月涼し歩けばそばに月の居て」
昔幼い時、月に追っかけられてる!と恐怖を抱きましたが、大人になってからは、独りの帰り道、月が一緒だと心強く感じたことを思い出しました。それから「涼」という表現にうなりました(笑)。なんとなく「清けし(さやけし)」「すがすがし」が頭にあったので・・・。
「二人静」 もちろんお能でもあるから、というのもありますが、この花、やっぱり好きなんで・・・。
「秋の草花」 秋の草花はやっぱり好きですし・・・。春生まれですが、やっぱり私も「秋山吾は」と言いたいです。 (ゆいさん)

「白足袋の・・・」ともう一つは、「まろび出て眠っているような枇杷ひとつ」
ころんと転がって、その後じっとしている枇杷の、何ともいえない愛すべきたたずまい、俳画のような感じで印象に残っていました。
イラストはそれぞれ、紫陽花さんの「カタクリ」と、のばらさんの「オオルリ」と。カタクリの花は、20年以上住んでいた千葉県柏市に、咲く場所があったのですが、いつも時期をはずして満開の時がついに見られなかったのが残念で。紫陽花さんのおかげでいつも、見たいときに見られて感謝です・・・「オオルリ」は「鉄線」と迷いに迷ったのですが、何とも愛らしい鳥の表情に魅かれました。
しかしながら、ページ全体として、今までのところでの一番のお気に入りは、なぜか上記のどれも入っていない「六月は真紅の薔薇」なんですよね。なぜと言われても困るのですが、全体としてのインパクトという点で、一番パワーがあるかな〜という気がしています。 (たまこ)

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