WE ARE CATS !

−− はじめまして −−

 

福の気持ち

日曜日に女の人が来て私のことを「かわいい、かわいい」というからお愛想で手をなめてあげました。
翌日、お婆ちゃんとお姉ちゃんが私を連れてその人のお家に遊びに行ったと思ったら、私を置いて二人とも帰っていきました。「梨のジャムって珍しいねぇ〜」って言いながら。
女の人は「福、福」と言いながら私を抱っこしたり、撫でたりしてます。「福」って私のこと?私はお家に帰りたいのに。
女の人が「トイレはここよ」って言ってるけどお家に帰してくれないから違うところにやっちゃった。あっ!怒られた。
また、女の人が来た。私を抱っこして撫でてくれる。気持ちいいから眠くなってきた・・私ここのお家の子になったのかなぁ〜。・・・by福

昔、「綿の国星」という漫画がありました。主人公のチビ猫が大人になったら人間になれると思ってて飼い主の時夫が大好きで猫の世界のいろんな出来事のお話でした。ちょっと福の気持ちを「綿の国星」的に想像してみました。 (あるみ)

 

野良の愚痴話

あるみ姉さんの家の福ちゃんは良いなぁ・・ちゃんとしたお家で生まれて、他の兄弟よりも長くママの傍にいられて・・・そして、優しくて素敵なお姉さん?のお家に住める事になったんだね。
お姉さんは旦那さんのお仕事の所為で、しばらく独りで寂しいから、福ちゃんはきっと可愛がってもらえるだろうニャー、うらやましいニャー。

比べて、僕達はというと、親も野良だからぼくらもお家がないんニャー。時々餌をくれる人たちが居るから、何年もここに・・ここは福ちゃんの所よりずっと北の石川県っていうところらしい・・・棲みついているニャー。
最近、ママが僕らが居やすそうな庭を見つけたのニャー、その家には病気で動けないお婆ちゃんとお嫁さんが居るみたいニャー。
お嫁さんはお婆ちゃんの世話をしてるから庭は雑草だらけだニャー、小さい庭だけど、植木や石が置いてあってニャー、遊んでいるととっても面白いんだ。ブロックで囲んであるから恐い犬なんかも来ないし、塀の上へ駆け上る練習もできるし、面白いんだよニャー。

柔らかい砂もあったから、う○ちも気持ちよく出来るし・・・そしたらギャー
お嫁さん(だけどもうオバサン)が物すごく恐い顔して睨んで、シー出て行け!
「あー、臭い!こんなにう○ちが・・もう・・ぷんぷん」って怒られた。ギャー!
オバサンは猫よけに水を入れたペットボトルとか、100円ショップで売っているトゲトゲマットとかを庭のぼくらが歩きそうなところに置きまくったニャー
静かで面白い庭だったのにニャー・・・2−3日他所であそぶとするか・・・

でもね、ぼくら野良は強いんだよニャー、トゲトゲマットなんかすぐに蹴飛ばしたニャー
水のひかるペットボトルも恐がってたら、野良猫はやってられないニャー。
朝はこの庭で遊ぶんだ♪オバサンは起きると直ぐにカーテンを開けるから、ぼくらはさっと塀の上に駆け昇るんだニャー、そしてしばらくオバサンとにらめっこ。

ぼくら、知ってるよ。オバサンは本当は猫が嫌いじゃないってこと・・
オバサンはぼくらが遊ぶだけなら、怒らないもんニャ。う○ちをされるのが嫌なんだよニャ。ごめんにゃさい。なるべく我慢するから遊ぶだけなら良いニャー?

あるみ様の福ちゃんの対して、我が家に出没する野良猫君達(母子3匹)のお話です。 (すみれ)

 

猫ちゃんの独り言

福ちゃん新しいお家に少しは慣れましたか?
とても優しいお母さんの用でよかったですね。
私は山の中の雪の多い飛騨に住むピンコと申します、もともとは捨て猫ではないかと私の飼い主は思っているようですが、野良ちゃんだったのを飼い主の息子が家連れて行ってくれて餌をくれたので、必死でなきついて居ついてしまいました、その時家にはもうすでにもう一匹おすねこがいたのですがその猫より器量が悪いとピンコと命名されてしまいました。
私は甘ちゃんの顔をしていると飼い主は言います。其れに強情で気まぐれだって言います。

私は抱っこされるのが苦手です、でも自分から抱っこするのはいいんですけどね。
飼い主のだんなさんは私を無理やり抱っこするので苦手です、だんなさんが帰ってくるとあわてて逃げてしまいます、でも美味しいものをくれるときは食べてやります。
飼い主の息子たちも最初はいろいろおもちゃを買ってきてくれたり遊んでくれたり美味しい缶詰を買ってきてくれたりしましたが、最近は飽きたのかあまりかまってくれません。

この家に前からいたオス猫は帰ってこなくなってしまい、その後に黒猫をもらってぐりとなずけました、私というものがあるのにと面白くなかったのでしばらくすねてやりましたら、飼い主は気にしていたようですので、機嫌を直してやりました。ぐりは赤ちゃんで、最初はからかっていましたが段々大きくなり、いいけんか相手になりました。
そのぐりが2ヶ月ほど前突然いなくなりました飼い主もショックだったようで探し回っておりましたが、とうとう帰ってきませんでした、私もショックで其れからなんとなく様子が変だと飼い主も気にしております。

いろいろお話してしまいましたがではこの辺で。又お話したいですね。福ちゃん、金沢のノラちゃんお休みなさい、とピンコの独り言でした。 (ぐり)

 

飼い猫の災難

ぼくの名前は"楽太郎"。通称、太郎。
飼い主のおばあちゃんと一緒に縁側で昼寝ゴロゴロしてるのが好きだったんだ。
おばあちゃんは僕とお話しできるの。僕の言ってることも理解してくれるし、おばあちゃんの話す言葉も僕はよくわかるんだよ。
おばあちゃんは若い頃、畑仕事とか頑張りすぎて、足腰が悪くなっちゃった。おばあちゃんには悪いけど、僕にはむしろ好都合。ちょろちょろと動き回れなくなっちゃった分、いつでも僕と一緒にいてくれるって安心できるんだよね。ごめんね、おばあちゃん、勝手なこと言っちゃって。

7年くらい前になるかな、夏の暑い日に、おばあちゃんの孫が水色のワンピースを着た女の人を連れてここの家にやってきたんだ。離れて暮らしている孫は、お盆やお正月に一人で帰ってきてたんだけど、この年はお客さんを連れてきたんだね。その年からずっとその女の人を連れてくるようになったんだ。
おばあちゃんに言われた「お嫁さん、もらったんだよ、よかったねぇ。太郎も仲良くするようにね」って。おばあちゃんもお母さんもみんな新しく来た"お嫁さん"に気を遣ってたな。

でも、僕は"お嫁さん"が好きになれなかったんだ。なんでだろうね、いじめられるわけではないけど、とっつきにくいっていうのかな、妙にすましてるお嫁さんは、僕のこと撫でてくれるわけでもないし、話しかけてもくれないの。とにかく僕は好きになれなかった。
その上、この"お嫁さん"すっごく体が弱い。どこが悪いのかはわからないけど、いつも咳をしていて目は真っ赤。とにかくいつも風邪を引いてるみたいなんだ。夜なんか寝室から絶えずゴホゴホ聞こえてきて、ぜーぜー苦しそう。お母さんも心配してた「あの子はいつも風邪引いてる」って。

数年後、僕はお盆とお正月の数日間、家を追い出されることが多くなった。追い出されるって言っても100Mくらい離れた隣の家に僕の兄弟を飼ってくれてる家があって、そこに預けられてるんだけど。でも、今までこんなことはなかったのにな。片時もおばあちゃんのそばを離れることはなかったのに。どうしてだろう。
例によって新しい年が明けたある日、預けられている家を抜け出しておばあちゃんの家を覗きに行ったの。そしたら!そこには元気な"お嫁さん"の姿が…。そう言えば、ここ数年間会ってなかったな。
家に帰ってからおばあちゃんに聞いたんだ「お嫁さん、元気になったの?」って。そしたら「あの子、猫アレルギーだったんだって」って。ビックリしちゃった。何それ?って感じだったけど、おばあちゃんに説明してもらってよく理解できた。人間ってややこしいんだね。

それから1年、おばあちゃんもお星様になっちゃったし、僕は兄弟と一緒に生活してる。お母さんとお父さん、二人きりになってしまった家は二人とも忙しそうで、僕はちょっとさみしかったから、むしろちょうどいいや。
おばあちゃんにもう一度抱っこされたいけど、無理だってわかったし。
お嫁さんはしきりに僕にすまなかったと謝ってたらしい。そういう事情と知らなかったから、僕のほうこそ、お嫁さんのこと好きじゃないなんて言っちゃって悪かったかな。謝ってくれてたなんて、その気持ちだけで十分。確かに僕にとっては災難だったけどね。

・・・ついつい長くなってしまいました。ごめんなさい。
"お嫁さん"は私です。楽太郎に悪いことをしてしまいました。白と茶の混じったすごくキレイな毛をしたデブ猫だったんですけどね。おばあちゃんがすごく可愛がっているので、3年くらい言えないでいました。ずっと会ってないけど、元気だそうです。 (さっと)

 

福の気持ち 2

わ〜い♪石川県の野良猫君、ピンコちゃん、楽太郎君は私のお友達ですね。
お友達に聞きたいことがあります。この世で一番怖いものは何ですか?私は鬼婆です。毎日1回鬼婆を見ます。新しいおかあさんは私がトイレに失敗すると鬼婆に変身します。本当に怖いです。次はきちんとトイレでやりますからごめんなさ〜い。
おかあさんはかなりのおっちょこちょいです。今日も私の食器を蹴飛ばしてご飯をばらまいてしまいました。
昨日、おかあさんは休日出勤でした。お留守番をしてると男の人が入ってきました。だっ誰だ!泥棒か?男の人は私を抱き上げると「福〜。可愛かねぇ〜おいが名付け親よ〜。」と言いました。名付け親?ということは単身赴任のおとうさんだ。あぁびっくりした。おかあさんが帰ってきたあとにこにこ笑って「福の飼い方」をおとうさんに教えていました。ここのお家はなかなか居心地がよさそうです。 by福

昨日、福を怒ってたら三連休で帰ってきてた同居人に「福には鬼婆に見えてるだろう」と言われまして・・・(-_-;) でもトイレの躾はしっかりやります。今日、はじめて自分達のことをおとうさん、おかあさんと書いてしまいました。書きながら超照れまくりです。 (あるみ)

 

ぴんこです

福ちゃん こんばんわ
うちに居たぐりも1ヶ月で来たので(もらうときはしつけはできていると言う話だったのですが)失敗しました。
一度失敗するとまだそこでやるんですよね、それでお母さんはいらいらしていたみたいです。
失敗をするとそこに消臭液を吹きかけて新聞紙やぞうきんなどをしいていました、一度など家族がご飯を食べているときにウンチをしかけてあわてて抱っこしてトイレに連れて行きました。
そのうち失敗はしなくなったのですが、私が外へ遊びに行くと生意気についてくるのです、生意気なので追っかけて威嚇してやると逃げて、たんすの奥のほうに隠れたりしました、ほんとに小さくて片手に乗るくらいだったので私の手の届かないところに逃げるのです、小さなうちはお父さんのお腹で寝たりしていました、でもこれはあまりやらないほうがいいらしいです、ペットはやはり従わせると言う立場を自覚させたほうがいいのでと聞いたのですが。
福ちゃんもいこごちのいいことがわかって段々なれていきますね。
ではでは福ちゃんお休みなさい。

楽太郎君ちのお嫁さん、私の飼い主の息子も私の毛がよくないようでアレルギー性鼻炎が起きてよくくしゃみをしていました。
今はだいぶなれたようですがそんなに酷くはなかったのでそのままにしてくれたのですが、アレルギーはつらいですよね、飼い主の長男が小さなころアレルギーから良く喘息を起こしていまして、かなり医者に通ったと申していました。保育園の年少のときなど50日も園を休んだそうです。でも中学高校と一日も休まず行きました。鼻炎は相変わらずなんですが、目がかゆいとかはなくなくなったそうです。  by ぴんこ

 

野良猫の怖いもの

長崎の福ちゃんの怖いものは・・鬼婆だって?ふーん、確かにこちらの鬼婆も憎たらしいけど、あまり迫力が無いからなぁ・・
福ちゃんみたいに幸せな飼い猫だったら鬼婆だけかもね。
ぼくら、野良には怖いものはたくさんあるニャー。
空腹――これは今のところ大丈夫かな?キャットフードをくれる人が居るし・・
車――速く動くから、気をつけないと轢かれるからね・・ママも気をつけなさいってよく言うよ。だから、あの家の庭なら車は来なくて安全なんだニャー
寒さ――これからの季節は寒さがひどいってママに聞いたよ。ぼくらは春に生まれて今までは暖かい日が多かったけど、最近はけっこう涼しい(寒い)感じだニャー。家の中で寝られないぼくらには厳しいよ・・ママはずっとこの暮らしだから色々と知恵があるらしいニャ、頼もしいママにおまかせだ!
捕獲――掴まって処分場へ連れて行かれる――これが一番怖いかもって、ママが言っていたぞ。野良の暮らしはやっぱり楽じゃないニャー

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