葛
今回、描きたいものはずっと心に決めてて(?)、葛を描こうと思ってました。
はじめ家の近くの田んぼ脇に葛が生えていたので、まだ花がなくて残念だなあ、と思いながら描いたのですが、普段通らない山すその道沿いに、お花のついた葛を発見できたので描き直しました。
日当たりのいいところ→花が早く咲く だとばかり思っていたけど、秋の花だからか日陰のほうが先に咲くんでしょうか。目からウロコでした。
やっぱり花付きのほうが葛らしく見えます(^-^;)
―― のばら
白昼、電車で移動中に、線路脇の法面【注】一面、葛が生い茂っていまして、イラストほど立派な花房ではなかったのですが、電柱や木々に這い登った先に、ぽつぽつと紫の花が見えたのでした。
葛といえば、歌舞伎の「葛の葉」が思い出されますし、「葛の葉」から安倍晴明、安倍晴明から九尾の妖狐、九尾の妖狐からお能の「殺生石」「小鍛冶」と際限なく広がっていく妄想…止まりません。
葛根湯やら、くずもちやら、葛きりやら…食べもの関係も連想しちゃって、収拾がつかない…(笑)
*法面(のりめん):傾斜面のこと。この場合は、線路を引くために山を削って「切通し」にした断面の意。
―― はなはな
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